ニキビを治すと対人恐怖症が治る

すると、ほとんどの参加者はキツネにつままれたような顔をしながら、しぶしぶ席を移動します。そして、なるべく目を合わさないようにしながらも、隣に座る初対面の人と蚊の鳴くような声で挨拶をしはじめます。そんなとき、私は心の中で、「今日も対人恐怖症の参加者がたくさんいるなあ。よし、頑張ろう!」と思い、逆にが湧いてくるのです。

 

というのも、私は知っているからです。このように他人を避けて目を伏せている参加者が、3カ月のレッスンが終わったあとには、人の目を気にせず、誰とでも気楽に治せる人に変わっていることを……。レストランで知らない人がおいしそうなものを食べていたら、「何を食べているのですか? おいしそうですね」と聞いて、そのメニューを注文できる。そんなことができるようになるのです。余談ですが、大の散歩を見て気付いたことがあります。日本ではお互いの大が吠え合っていて、飼い主が大変な思いをしている場面をよく見ます。大が手綱をぐいぐい引っ張り、 いまにも喧嘩になりそうです。これは欧米ではまず見られない光景です。「犬は飼い主に似る」と言いますが、飼い主が対人恐怖症であるために、大も対人恐怖症、そして「対犬恐怖症」になっているのではないでしょうか。飼い主とその家族以外の人に恐怖を覚えて吠えるのではないかと、ひそかに推測しています。こればかりは、大に聞いてみないとわかりませんが……。これで、潰せばがニキビ跡を治せないのは必然であることがおわかりいただけたでしょう


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